ドキュメンタリーで語り、繋がるダベリバシネマ
ダベリバシネマでできること
- ドキュメンタリーを見て気づいたことや思ったことを語り合う
- 他の人の意見を聞く、他人に自分の意見を聞いてもらう
- 一緒に問題を考え、解決策を見つける
- 映画を通じて、仲間を見つける
ダベリバシネマの魅力
- 世代を超えて、誰でも参加できる
- 開放的な雰囲気で、自由に話せる
- 映画を通じて、新しい視点を得られる
- 仲間と出会い、繋がる
- 未成年は無料で参加できる
ダベリバシネマとは
映画でつながれば、人生はもっと豊かになる。
ダベリバシネマは人と社会とつながる15名限定のゆるやかな交流の場です。
世界の様々な社会問題を扱ったドキュメンタリー映画を鑑賞後、シネマダイアローグを楽しみます。映画を見て、そのまま帰るのではなく、映画を観終わったあとに生まれた思いをアウトプットする場、それがシネマダイアローグです。シネマダイアローグは強い主張や討論の場ではありません。映画を鑑賞して生まれた想いを語り、他の参加者の話を聞き、おしゃべりを楽しむ。それだけです。
現代において若い人を中心に、さまざまな人と安心して他愛のないおしゃべりを楽しむ場がないと感じている人は案外多いと聞きます。そこで必要なのは「ダベリ場」ではないか。同じ映画を見た者同士が肩の力を抜いて他愛もない話を楽しむビューイングサロン(鑑賞会)を作りたい。それが「ダベリバシネマ」の出発点です。
肩の力を抜いておしゃべりできるからこそ、思わぬ方向に話が発展していくかもしれません。社会問題のより深い理解を得たり、解決方法を模索したり、共に行動できる仲間に出会えたりするかもしれません。背景の違うさまざまな人が集まる交流の場で新しい化学反応を起こしましょう。参加お待ちしております。
シネマダイアローグとは
年齢も立場も関係なく思うままに
観た映画を題材にダイアローグ(対話)します。討論ではありません。
映画で知ったことについて、
(1)自分が語ること
(2)人の意見を聞くこと
(3)対話すること
で、より映画で扱われた問題の理解が深まり、ひょっとしたら問題解決に共に考える仲間が見つかることもあるかもしれません。でも何よりたまたま出会った老若男女がしがらみなくざっくばらんにおしゃべりする。その開放感や心地よさを体感することこそがダベリバシネマの醍醐味です。
ダベリバシネマでは、毎回幅広い年代の参加者が映画を見た思いや気づいたこと、他の参加者の話を聞いてさらに湧き出た想いを語り合っています。いつもまだまだ話足りない!という状態になってしまいます。そんなときは延長戦!メディコスやスタバ、市役所大食堂は強い味方です(笑)
参加者の声
- 「映画の感想を語り合うことで、取り上げられた問題の内容をより深く理解できた。」
- 「他の人の意見を聞くことで、新しい視点を得られた。」
- 「一緒に問題を考えることで、新しい解決策を考える時間が楽しかった。」
- 「ダベリバを通じて、素敵な仲間に出会えた。」
アジアンドキュメンタリーズ
「映画をよりよい未来のために」をキーワードに世界中からセレクションしたよりすぐりの映画を取り扱う『アジアンドキュメンタリーズ』のラインナップからスタッフが厳選したドキュメンタリー作品を使ってビューイングサロン(鑑賞会)を開催します。
アジアンドキュメンタリーズとは
アジアを中心に約40カ国300本以上のドキュメンタリー映画を配信している動画配信サービス。戦争、貧困、環境、民族など、社会問題に鋭く斬り込む作品を多数ラインナップしています。
アジアンドキュメンタリーズ・ダベリバシネマ専用ページ
最新上映情報
6月 2024年6月16日(日)12:30~「モンゴリアン・ブリング」
遊牧民や僧侶のイメージはもう古い! 21世紀のモンゴル社会を動かしているのは、ヒップホップだ。共産主義から民主主義への転換という政治的変遷にもまれながら、一度は閉ざされてしまった自国の歴史や文化を掘り起こし、西洋と東洋の狭間で自らのあり方を見出し表現しようとするウランバートルのヒップホッパーたちの姿を描くドキュメンタリー映画。首都ウランバートルの音楽シーンの盛り上がりの裏で、歴史ある伝統音楽を現代的なリズムや歌詞に取り入れ、自分たちの新しいアイデンティティをつくろうとしている動きもみられ、ヒップホップを通して、現代モンゴルの実像を見ることができる作品。
監督:ベンジ・ビンクス
翻訳:玉川千絵子(5th-element.jp)
出演者: Gennie(ジーニー)、Quiza(クイザ)、 Gee(ジー)
◆「アーティストは社会を治す医者なんだ。」◆
急激な民主化と経済発展で、社会の歪みを生み出した現代モンゴル。それに対し、ヒップホップを通して警告を発するアーティストたち。彼らは、西側の文化を受け入れながら、一方でモンゴル独自の文化やルーツに強い愛着やプライドを持っています。「西洋文化を直接真似してもダメ。自分たちのルーツを考えるべき」と彼らは言います。かつてはアジアの大地で巨大な帝国を築き、遊牧民族、騎馬民族として独自の文化を継承し続けてきたモンゴル人が、現代の変化をどのように受け止め、それをどのように新たなアイデンティティへと築き上げていくのか、大きく変わりゆくモンゴルから目が離せません。
https://asiandocs.co.jp/contents/257
映画上映のあとは映画の感想や環境問題を出発点に、思いのままにおしゃべりします。討論でも勉強会でもない自由なコミュニケーション、ざっくばらんなおしゃべりの中で、参加者それぞれの心のなかに生まれる「ホントの声」を大切にします。そこには評価も優劣も存在しません。難しく考えず気軽に遊びに来てください。
【参加料】
お一人様 1,200円(税込)
※アジアンドキュメンタリーズ・ダベリバシネマ専用ページにある「単品購入(1200円)」のボタンを押して、事前に料金をお支払いください。
※本人分(1名分)しか購入できません。
※会場ではスマートフォンでアジアンドキュメンタリーズにログインし、「マイページ」の「決済履歴」をご提示ください。
※小学生以下と保護者同伴の未成年は無料です。
【時間】
・イベント開始:12:30~
・ダベリバタイム(シネマダイアローグ):15:00~
※しゃべり足りない場合は場所を移して延長戦も可!
【定員】
15名
【会場】
みんなの森ぎふメディアコスモス
1階 つながるスタジオ
〒500-8076 岐阜県岐阜市司町40−5
地図
ホームページ
これまでの上映作品(2023-24)
4,5月 2024年5月18日(土)12:30~「プロミス」
パレスチナ・イスラエル問題は、他の戦争や紛争問題にも増して実に複雑で根深い問題です。そのため私たち日本人にとってはなかなか理解しづらい部分があります。前回のダベリバシネマ「ガザ 素顔の日常」では、ガザ地区のパレスチナ人の日常を知る作品でした。今回は隔絶されてはいるが本の近くに住むパレスチナ・イスラエル両方の子供たちの姿やインタビューなどを通じてこの問題を考えるきっかけにしたいと思います。
原 題:PROMISES
2001年製作/作品時間104分
製作国:アメリカ
パレスチナ・イスラエルの国境を超えた子供達の交流を描くドキュメンタリー。ほんの20分と離れていない所に住んでいるのにお互いのことを全く知らないパレスチナとイスラエルの子どもたち。 敵対する社会に暮らしながら、彼らは互いへの興味を募らせます。監督B.Z.ゴールドバーグの提案により、彼等は一日だけ一緒に過ごす事になるのですが・・・。 7人の子供たちのありのままの日常を追いながら、「人はなぜ憎みあわなければならないか」を問いかけます。
監督・プロデューサー:ジャスティーン・シャビロ、B.Z.ゴールドバーグ
共同監督・編集:カルロス・ボラド
◆ひと時のふれあいが、ほんの少しでも歩み寄りのきっかけになる
本作は、「人はなぜ憎しみあうのか?」という素朴な疑問を子どもたちの視点で直視した映画です。まずカメラに映し出されたのは、生まれたときから対立する中で育ったイスラエルとパレスチナの子どもたちが、互いに根強い敵対心を持っているという実態でした。子ども達が持つ世界観は、周囲の大人達や住んでいる環境によって形成されたものでしかありません。しかしながら、彼らのひと時の交流が、小さな歩み寄りのきっかけになることを、映画は私たちに教えてくれます。最終的な和平の可能性は、パレスチナとイスラエルの子ども達に託されます。イスラエルとパレスチナが、いかに憎悪の連鎖を断つべきか、またそれらを実現するために世界は何をすべきか、私たちは問われています。ために世界は何をすべきか、私たちは問われています。
撮影地:パレスチナ、イスラエル
アジアンドキュメンタリーズ
11月 11月23日(日)9:30~「ガザ 素顔の日常」
こんにちは、ナラティヴ・ラボのさっちーです。
「私たちがここでこうして懸命に生きていることを、あなたの家族や友人に伝えてほしい」
ガザ地区ではないのですが、ヨルダンにあるパレスチナ難民キャンプを訪れたとき、私の出会った家族は、帰る間際にこう話していました。
長引くイスラエルとパレスチナの対立。厳しい状況は変わらないまま、世界からの関心はどんどん薄れていく中で、その言葉が、「どうか忘れないで欲しい」という心からの叫びに聞こえました。
「自治区」という決められたエリアからの出入りが簡単ではない中、仕事も教育も、大人も子どもも、未来の選択が限られている。祖父母の代で居住地を追われ、何世代もここに暮らし続けているパレスチナの人たち。
その大変さは容易に理解できるものではないけれど、同じように大切な家族がいて、毎日の生活が営まれていることは私たちとなんら変わらない。
この映画はガザ地区を映像を通して訪れ、彼らの日常に出会い、どんなことが起きているのかを
目の当たりにします。
地中海に面した美しいビーチ。サーファーやラッパーに普通の大学生たち。あなたの全く知らないガザ地区へご招待!
東京23区の6割ぐらいの狭い場所にパレスチナ人約200万人が暮らすガザでは人々が貧困にあえいでいる。イスラエルが壁で囲み封鎖したため物資は不足し移動の自由もなく「天井のない監獄」と呼ばれる。
それでも日常を力強く生きようとする人々がいる──
10月 10月7日(土)9:30~「おだやかな革命」
3.11、福島での原発事故を一つのきっかけにして、これまでの成長・拡大を求める経済のあり方とは違う、それぞれの地域での「幸せな経済」が全国で生まれつつある。
『おだやかな革命』は、大きなシステムに依存せず、自らの暮らしを支えるエネルギーを自治しながら、本当の豊かさを取り戻していく地域の姿を見つめた物語だ。
2年にわたり追い続けたのは、原発事故後に福島県の酒蔵の当主が立ち上げた会津電力。放射能汚染によって居住制限地域となった飯館村で畜産農家が立ち上げた飯館電力。岐阜県にある100世帯の小さな集落が立ち上げた小水力事業。
さらに、首都圏の消費者と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県の市民風車。そして、自主自立を目指して村の森を再生しながら森林資源を生かしたビジネスを起こし、若者の起業家を集めている人口1500人の西粟倉村の取り組み。
「当たり前の日常」が今日も当たり前であることの難しさに直面しながらも、そこから逃げずに向き合った彼らの「暮らしの選択」が、穏やかに地域を変えていく。映画に登場するこれらの地域の暮らしの選択には、これからの時代の希望のタネが詰まっていた。
今、子供達に幸せな未来を残すため、自然と向き合い、人と向き合い、地域と向き合いながら、暮らしの選択を続ける人たちがいます。大きなシステムに依存せず、自らの暮らしを支えるエネルギーを自治しながら、「あたり前」にあったはずの、本当の豊かさを取り戻していく…そんな彼らの、穏やかな、そして力強い挑戦のものがたり。
9月 7月23日(日)17:30~「WINE FOR PEACE NOT FOR WAR ~戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン」
レバノンーあまりなじみのない国という方が多いと思いますが、実は世界で最も古く、そして危険なワインの生産地です。
というのも、1975年から続く内戦や隣国との衝突が報じられることが多いのですが、実は古くから地中海の交易の中心であり、世界最古のワイン生産地なのです。
レバノンには、50以上のワイナリーがあり、中には世界的に高い評価を受けるところもあります。本作に登場するシャトー・ミュゼールには、戦争中もワインをつくり続けた不屈のワインメーカーたちがいます。
彼らがワイナリーを続けるのはなぜなのか?
その人生哲学や幸福に生きる秘訣って?
ワイン界のエキスパートたちが案内人となり、あなたをレバノンワインの世界へご招待します!
7月 7月23日(日)15:30~「プラスチックの海」
多くの科学者や識者が警鐘を鳴らす、海洋プラスチック問題。年間800万トンものプラスチックが海に捨てられているという。その大半は海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、マイクロプラスチックとなって食物連鎖の一部になっていく。プラスチックゴミによる海洋汚染の実態とは?そしてプラスチックが海に、プランクトンに、クジラに、海鳥に、人体に及ぼす影響とはー?デイビッド・アッテンボロー、シルビア・アール、タニヤ・ストリーター、バラク・オバマ他が出演。海と共に生きる全人類必見のドキュメンタリー。
映画上映のあとは映画の感想や環境問題を出発点に、思いのままにおしゃべりします。討論でも勉強会でもない自由なコミュニケーションの中で、参加者それぞれの心のなかに生まれるものを大切にします。難しく考えずぜひ気軽にご参加ください。